9月1日から、3年生は現場実習が始まります。
3年生の現場実習は、1、2年生の訓練的な実習とは違い、
進路希望に応じて、就職を前提として実習先を決めます。
卒業後に受け入れてくれるか、くれないかを判定する大事な実習です。
その大事な、大事な面接に行ってきました。
担任の先生、進路指導の先生、オヤジ、奥さん、そして主役のlie と。
この主役が、
モンダイ。。。lie がお世話になる実習先は、
就労継続支援A型 のNPO法人の作業所。
就労継続支援には、A型とB型があります。作業所に到着。
lie は、代表者さんのご挨拶に対して、返事なし。。。
面接中の質問に対しても返事なし。。。
「緊張しているのかな?」の問いかけにも、無表情でシカトです。
予想通りの展開でした。
lie は、会話能力があるにもかかわらず、しゃべらないという症状があります。
かんもく症です。 世の中の認知度は低いです。親近的な環境では、安心して話しますが、それ以外の場面で口を開くことはありません。
何らかの心理的原因によって、言葉による表現を避けるという心のはたらきがあるようです。
決して、しゃべらない事を自ら選択しているわけではありません。
・・・がっ、そんな事を理解してくれる人は少ないです。
まともに挨拶も返事もできないのは・・・。
親の躾がなっていない!甘やかす親の責任! ・・・と、よく言われたもんです。
まっ、全然気にしてないですけど。ただ、能力がありながら、しゃべることができないということで、
lie に対して、ものすごくマイナスのイメージを持たれてしまうのが残念でなりません。
今後、彼女の人生において一生付きまとう課題なのかもしれませんが、
少しでも、自分に自信をもって克服してもらいたい。
卒業後は行き場もなく自宅で引きこもりに近い状態の子も少なくありません。
道立の高等養護学校のH19年度の就職率は21.5%。
現実は、厳しい・・・。